【クセ毛・うねり髪の違い】
ともにウェーブしていたり、S字型をしていたりといった髪の毛を想像されるのではないかと思います。
クセ毛・うねり髪は呼び方は異なりますが、実は同じものをさします。
ただし現在では、もともとストレートだった髪の毛が後天的にウェーブした際に「うねり」
生まれながらにしてウェーブの髪の毛だった場合「クセ毛」と表現することが多いです。
【なぜクセ毛・うねり髪になるのか、その理由】
●生まれながらのクセ毛の原因
主に遺伝。
もともとの頭皮の毛穴の形が丸ではなく、楕円形であることが多いです。
楕円形の毛穴からはウェーブ状の髪の毛が生えてきます。
●後天的なうねりの原因
①加齢
加齢により頭皮のハリ・弾力が衰えると、毛根を包んでいる毛包が歪み
毛穴が楕円形になることがあります。
この楕円形の毛穴から髪が生えてくるとうねりやすくなります。
②ストレス
ストレスは血液循環を悪くさせ、頭皮が血行不良になります。
血行不良になると頭皮の栄養不足が続くことが多く、頭皮がゆがむことがあります。
頭皮がゆがむと①の状態と同様になり、生えてくる髪がうねりやすくなります。
③栄養バランスの乱れ
油分の多い食事を続けると、頭皮の油分が増えます。
油分が増えたことで毛穴にも油分がつまることがあります。
この詰まった毛穴から生えてくる髪はまっすぐ生えずうねりやすくなります。
④ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが崩れると上記②のように血行不良になったり、
③のように油分の分泌が増えたりすることがあります。
その結果として生えてくる髪がうねることがあります。
⑤髪の傷み
髪が傷んでいるところに水分が入り込むと、髪が膨張します。
膨張している部分と膨張していない部分で差が出ると、うねりが発生します。
遺伝が原因の生まれながらのクセ毛は直すことは難しいですが、
上記①は頭皮マッサージをする、②~⑤はそれらを改善することで
うねり髪が改善することもあります。
また毛穴の形だけでなく、髪を構成しているタンパク繊維が均一に並んでいるとストレートな髪に、
不規則に並んでいるとクセ毛・うねり髪になります。
このタンパク繊維には2種類あって、やわらかく水分を吸収しやすいオルトコルテックス、
かたく水分を吸収しにくいパラコルテックスとがあります。
クセ毛・うねり髪は前述したようにこららのタンパク質が不規則に並んでおり、
タンパク質の水分含有量の違いで「雨が降ると・・・湿度が高いと、髪がまとまらない!」に
つながってしまうのです。