健康情報乾燥する季節…今年は「しっとり美指」目指しませんか?| 2015.10月
そろそろお肌が乾燥する時期です。
毎年寒くなると、手荒れでガサガサ、指先がパックリひび割れ…。タイツや衣類が指にひっかかると、気持ちまでカサついてきちゃいますよね。早めのお手入れで今年はココロもうるおう「しっとり美指」を目指しませんか?
1.どうして手荒れするのかな?
触るとザラザラしたり、ひどくなると指先の皮膚が割れたり、 血がにじんだりする手!お肌の中でも特に肌荒れしやすい部分です。どうして手荒れはおきるのでしょう?

手荒れの大きな原因は乾燥です!
お肌は、皮脂などにより作られる「皮脂膜」のバリアーにより守られています。
手には元々皮脂腺が少なく、また常に外気にさらされており、乾燥しやすいものです。
皮脂の分泌量が少なくなってしまう秋から冬にかけては、お肌を乾燥から守る働きが低下、さらに空気の乾燥でお肌からの水分蒸発量も増えてしまい、手のうるおいはどんどん失われてしまいます…。
その上、水仕事などで水に触れると角質層はふやけ、剥がれやすくなります。また、水仕事の際に手を濡れたままにしておくと手指の水分まで一緒に蒸発し、手指に必要な水分が奪われてしまいます。
さらに、洗剤や石けんは刺激になり、皮膚のバリアーを薄くしてしまい、手荒れ・ヒビなどが起きるのです。
2.手の乾燥を防ぎましょう!
秋から冬は空気が乾燥しがちです。乾燥に対抗するお肌ケアでしっかり対策しましょう!

●皮脂を落とさない工夫を!
皮脂は外気からのバリアーの働きをしています。食器洗いの際にお湯を使うことが多い寒い季節は、手の皮脂が奪われやすい状態です。冬場の手荒れのひどい方はゴム手袋などで手をまもりましょう。
●しっかりとしたスキンケア!
皮脂の代わりをする保湿クリームをしっかり塗ることで、皮膚の乾燥が防げ、予防もできます。保湿効果の高い尿素配合のクリームを使うと効果もよいでしょう。
●血行を良くするのがポイント!
寒くなると、身体のすみずみまで栄養を行き渡らせる血液の流れは悪くなります。そうすると、皮膚の新陳代謝も落ちてしまいます。そこで、血液の循環を良くするために、適度な運動をしたり、ビタミンEを摂るとよいでしょう。
3.こんな時にはちょっと待って!
保湿クリームをつける前に…。傷や湿疹ができてしまっている場合は、まずそれを治してあげてからケアしましょう!

●かゆみ・プツプツ・赤みがある時には…
かゆみ、赤みなど症状の度合いに合わせた湿疹薬を使いましょう。
●あかぎれ・ヒビになった時には…
キズ薬をつけ、あかぎれ・ヒビによい絆創膏を患部に貼りましょう。
手全体にあかぎれ・ヒビができてしまった場合には、おやすみ前にキズ薬をたっぷりつけ、その上から綿の手袋をはめておくと、早く治ります。キズが治ったら、保湿効果の高いハンドクリームをつけましょう。
●小さいお子様の手荒れ・敏感肌の方には…
尿素入りのクリームは保湿効果にすぐれ、カチコチのかかともしっとりとしてくれます。しかし尿素には硬くなってしまった皮フの角質をやわらかくする作用があり、小さいお子様や敏感肌の人によっては刺激になってしまうことも…。肌の弱い方、お子様は尿素の配合されていないクリームを選ぶとよいでしょう。
★尿素を20%配合した医薬品のハンドクリームは、15才から使用が可能です。