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健康情報ノロウィルスに注意!| 2016.12月

毎年冬場にはノロウィルスによる感染性胃腸炎が流行します。
もともと感染力が高く流行しやすいノロウィルスですが、今年はさらに感染者数が増大することが予測されています。ノロウィルスの流行に備え、予防や実際に感染してしまった場合の消毒について知っておきましょう。

1.ノロウィルスによる感染性胃腸炎の症状って?

激しい嘔吐、激しい下痢を繰り返すのが主症状です。


その他、軽度(37~38℃)の発熱、腹痛など個人差があります。

・乳幼児や高齢者など体力の弱い方は、下痢、嘔吐などで脱水症状を起こすことがありますので、注意が必要です。

治療は基本的に病院です。下痢・嘔吐が続く場合はすみやかに受診しましょう。


●ノロウィルスの予防:基本は手洗い、うがい、マスクの着用!

 

ノロウィルスに対して有効な次亜塩素酸ナトリウムは手を荒らしてしまうため、手指の消毒を行うことはできません。
手の消毒によく使われる消毒用エタノール、逆性石けんはノロウィルスに対して十分な効果がありませんので、人体に対するノロウィルス対策は石けんによる手洗いが基本です。
また、食品は十分に洗い、しっかりと加熱して食べましょう。

2.ノロウィルスにかかってしまった時の対処法

●脱水症状に注意!家庭では水分補給をしっかりと行い、安静にします。

下痢や嘔吐を繰り返すと、体から必要な水分が抜けて脱水症状を起こしてしまいます。

しかし、一度に多量の水分を補給すると、その刺激で嘔吐してしまう場合があります。水分補給は少量ずつこまめに行います。
また、飲み物が冷たすぎると刺激になるので、常温~温かいもので水分補給しましょう。アルコール・香辛料も避けましょう。

経口補水液は、下痢・嘔吐・発熱を伴う脱水状態の際の水分補給のために作られました。経口補水液での水分補給がおすすめです。(お子様に飲ませる場合は、商品の使用方法をよく読み、1日の目安量を確認しましょう。)


下痢・嘔吐を繰り返しているときの経口補水液の飲ませ方

【1】最初はティースプーン1杯(5cc)からはじめ、これを1~5分おきに飲ませます。
【2】30~40分程様子を見て、吐かなければ慌てずにゆっくりと、飲みたがるだけ飲ませます。
【3】はじめの3~4時間は自由に飲ませて、4時間目以降は下痢や嘔吐毎に失った分だけ飲ませます。

 



●周囲への感染に注意!消毒液を準備しましょう。

※消毒液の作り方、詳しい消毒方法は記事下部にまとめてあります。


・床やトイレなど、嘔吐・下痢便の処理

吐いてしまった場所などの消毒が不十分だと残っているウィルスが空気中に散ってしまい、それを吸ってしまうとノロウィルスに感染してしまいます。嘔吐物や汚してしまった物の処理・消毒はすみやかに行いましょう。

次亜塩素酸ナトリウム消毒液で消毒をします。(詳しい方法は記事下部を見てください)


・衣類等の消毒

そのまま洗濯機にいれるのではなく、まずはバケツや洗面器で消毒します。(洗濯機へのウィルス汚染を防ぐために大切です)

バケツや洗面器で消毒をおこなった場所もその後必ず次亜塩素酸ナトリウムで消毒してください。

※次亜塩素酸ナトリウムは漂白作用があるので、色柄物にはつかえません。


・色柄物の衣類・じゅうたんなどの消毒
次亜塩素酸ナトリウムは漂白作用がありますので、色柄物の衣類、じゅうたん等にはつかえません。

・色柄物の衣類は85℃以上の熱湯に1分以上漬け、熱湯消毒を行います。
・じゅうたん等には嘔吐物などの処理をした後にスチームアイロンの蒸気を2分程度あてることで消毒ができます。

 

・ドアノブなどの金属に対する消毒
次亜塩素酸ナトリウムは金属に対して腐食作用があるため、ドアノブなど金属には本来使えません。どうしても使用する場合は、次亜塩素酸で消毒した後10分程おいてから水拭きします。

 

3.ノロウィルス対策、次亜塩素酸ナトリウム消毒液の作り方

・ノロウィルスの感染力を失わせるには加熱や次亜塩素酸ナトリウムが有効です。家庭でよく使われる消毒用エタノールのみでは十分な効果を得ることはできません。
(次亜塩素酸ナトリウムは消毒剤のピューラックスの他、台所用塩素系漂白剤にも含まれます。)

★ペットボトルで作る消毒液の作り方

 【用意するもの】
●消毒液原液:ピューラックス (なければ台所用塩素系漂白剤)
●ペットボトル2種(500mL、2L)

●金属製でないじょうご
●ゴム手袋もしくはビニール手袋
※消毒液作成時にはゴム手袋等をはめて、消毒液の原液が手につかないようにしましょう。

 

■濃度0.1%の濃いタイプの消毒液
 便や嘔吐物が付着した床・衣類・トイレなどの消毒に使います。

500mLペットボトルを使います。

【1】500mLペットボトルに水を半分くらい入れておきます。
【2】消毒液原液をペットボトルのキャップ軽く3杯を加えます。
【3】水を加えて全体を500mLとし、フタをしてよく混ぜ合わせます。

 

消毒方法
※作業をする人はマスク、使い捨て手袋、エプロン等(できれば使い捨てできるもの)を着用しましょう。

※作業後には必ず手洗いうがいをしてください。
【1】嘔吐物・便をまず使い捨ての布やペーパータオルで外側から内側に向けて静かに拭き取ります
【2】拭き取った布やペーパータオルはビニール袋に入れ速やかに封をします。
【3】その場を周囲を含めて次亜塩素酸ナトリウム液をたっぷりと浸した布やペーパータオルで消毒します。

 

 

 

■濃度0.02%の薄いタイプの消毒液
 おもちゃ・調理器具・直接手で触れる部分などの消毒に使います。

2Lペットボトルを使います。

【1】2Lペットボトルに水を半分くらい入れておきます。
【2】消毒液原液をペットボトルのキャップ軽く2杯を加えます。
【3】水を加えて全体を2Lとし、フタをしてよく混ぜ合わせます。

 

消毒方法
【1】作った消毒液に消毒したいものを漬け込む、もしくは布に消毒液を浸すようにつけて消毒したいところを拭きます。
【2】10分おいてから水拭きします。

 

※台所用塩素系漂白剤は本来の用途から外れるため、メーカーでは推奨していません。

ピューラックスと台所用塩素系漂白剤は次亜塩素酸ナトリウムの濃度が異なるため、加える量は厳密には異なります。この方法はより手軽に消毒液を作る方法です。

 

 

【消毒液を扱うときの注意】
・作った消毒液は時間が経つにつれて効果がなくなっていきます。消毒液は作り置きせず、使うときに原液を希釈して必要な量だけ作るようにしましょう
・間違って飲まないようにボトルに「消毒液・飲用不可」などの表示をし、乳幼児の手の届かないところに置きましょう。
・使用する時は換気を十分に行ってください。
・有毒な塩素ガスが発生しますので、酸性のもの(酸性の洗剤クエン酸水・酢など)と絶対に混ぜないようにしましょう。
・皮フについたら大量の水で洗い流してください。
・目に入ったら大量の水で洗い流し、医師の診断を受けてください。


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