◆腎臓が悪くなるとどうなるの?何に気をつけたらいい?
今回のテーマは『腎臓』です。みなさんは、腎臓が普段何をしているかご存知ですか?
何となく、尿と関係している場所・・・というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
実は腎臓は、体に不要な物を取り除く、体内の水分量を調整する、ホルモンの分泌を調整するなどの大切な働きがあり、尿を作る以外に血圧や骨にも関係している大切な臓器です。

そのため、腎臓が悪くなる(ここではまとめて腎臓病と呼びます)と様々な症状が起こります。
腎臓病の主な症状
たんぱく尿:尿が泡立つ、濁る 等※1
血尿:尿が褐色になる 等※1
むくみ:朝起きたときにまぶたが腫れる、すねやくるぶしを押すと凹んだまま戻らない 等
その他:高血圧、尿量の急な増減、全身倦怠感、吐き気 等
※1 たんぱく尿や血尿は見た目で分からない場合もありますので、健康診断で陽性となった場合には必ず医療機関を受診してください。また、尿たんぱくや血尿は市販の尿検査薬でも手軽にチェックできます。お近くのサンドラッグへご相談ください。

腎臓病は完治できる?
残念ながら一度腎臓病になると回復させるのは困難ですので、それ以上悪くならないようにすることが必要です。
腎臓病は徐々に進行していき、始めのころは自覚症状がありませんので、尿検査等で異常が見られた場合には、
早めに医療機関を受診しましょう。
腎臓病になりやすい人って?
腎臓病は生活習慣病と深く関係しています。
糖尿病や高血圧、脂質異常症のある方はもちろん、喫煙や飲酒習慣のある方や運動不足の方は早めに生活習慣を改善しましょう。
腎臓病の食事で気をつけることは?
腎臓病の食事(栄養)基準は進行具合により様々です。一般的にナトリウムやカリウム、たんぱく質を制限し、かつエネルギーは十分に確保しなければならいことが多く、「薄味がつらい」「料理がワンパターンになりやすい」というお悩みを抱える方も多くいらっしゃいます。
毎日の食事が味気ない、せっかく作っても食べてもらえない、というのは辛いですよね・・・。
そこで今回の健康情報は、制限食でもおいしくするコツ!をお伝えします!