夕方になると足がむくむ、お酒を飲んだ翌朝は顔がパンパン・・・なんてことありますよね。

ヒトの60%は水分です。下に水分が溜まるため、夕方になると足がむくむといった現象が起きやすいのです。

水分は浸透圧を保つため、血管と細胞の間を行き来し、通常は平衡を保っていますが何らかの原因によりバランスが崩れてしまうことでむくみが起こります。
※浸透圧とは、濃度の違う液体が同じ濃度になろうとする力のことです。
濃度の違う液体が半透膜を隔ててあったときに、濃度を一定にしようとその膜を通して水だけが動きます。

通常、摂取した水分=排出される水分 ならむくみは起こりません。
では、なぜむくみが起こるのでしょうか。
むくみには病気などが原因のものと、一過性のものがあります。ここでは一過性のむくみについて見ていきます。
《むくみの原因》
●血行不良 以下のような人は、血行不良が起こりやすくなります。
・冷え:血液の流れが悪くなると、温かい血液が末端まで届かず冷えにつながります。血液が末端まで届かないと、余分な水分や老廃物を回収できないのでむくみが起こります。
・長時間立ちっぱなし、座りっぱなし:足の静脈の血液循環が悪くなってむくみが起こります。
・きつい靴を履いている:無理な締め付けが血液循環を悪くします。
・疲労:自律神経は血管の収縮や拡張をコントロールしていますが、バランスが崩れることにより血液循環が悪くなるため、むくみが起こります。
●飲酒
お酒の飲みすぎはアルコールの利尿作用で水分不足になると、体はこれ以上水分を外に出さないよう尿量を減少させるホルモンを出します。そうすることで、余分な水分が溜まってしまうため、むくみが起こります。
さらに、おつまみには塩分の多いものも多いですよね。

●塩分の摂りすぎ
味の濃い食事をすることで体内のナトリウムが多くなります。ナトリウムは血管内へ水分を取り込む働きがああるので体内の水分量が増え、むくみとなります。
●運動不足
筋肉が不足すると、心臓から血液を送り出すポンプ作用が弱くなり、体に溜まった水分を引き上げる力が弱くなるので特に下半身のむくみが起こりやすくなります。
●生理前
水分を溜め込む働きのある黄体ホルモンが生理前に増えるため、女性は生理前にむくみやすくなります。
当てはまる項目が多いほど、あなたの身体はむくみやすい状態になっています。
《むくみがあるのかチェックしてみましょう!!》
・押すと指の跡がつく
・靴下の跡がなかなか消えない
・夕方靴がきつくなる
という方はすでに水分代謝がうまくいかず、むくみやすい状態です。
自分はちゃんと水分代謝できてるよ!という方は少ないですよね。
気になる方は一度、体重でチェックしてみましょう!

体重の1割落ちているのが理想です。
朝すっきりしているあなたは水分代謝が出来ています!
《放っておくとどうなるか?》
・セルライト
・下肢静脈瘤
なのでむくみがある人は早めに解消しましょう!