甲状腺に異常があると生活が乱れがちに!規則正しい生活をおくることが改善への近道です。
☆「体内時計」をリセットしましょう!
自律神経やホルモン分泌をコントロールしています。不規則な生活をしているとどんどん乱れてしまい、体調も良くなりません。
朝日を浴びたり、1日3食同じ時間に食べることで体内時計をリセットし、体調を整えることができます。
☆ストレスをためない
強いストレスを受けて自律神経が乱れることで、ホルモン分泌にも大きく影響します。
●機能亢進タイプの方は----------------------------------------------------------------------------
☆食事
バランスの良い食事が基本です!栄養価が高くビタミン豊富を目指しましょう。
亢進しているとき:代謝が亢進しています。エネルギーの消費が増えているため、しっかり栄養を摂る必要があります。
例)エネルギー源となるご飯やパン
良質なたんぱくが摂れる肉や魚

☆タバコ
喫煙している人はしていない人に比べて2~3倍バセドウ病にかかるリスクが高くなります。
しかし、無理に禁煙しようとするとストレスが高まる恐れがあるので、自分のペースで行いましょう。
☆運動
機能が亢進している時はすでに代謝が活発に行われ、心臓に負担がかかった状態です。さらに負担をかけないためにも、激しい運動は控えましょう。
●機能低下タイプの方は----------------------------------------------------------------------------
☆食事
低下しているとき:代謝が低下しています。なので、糖質・脂質の摂りすぎに注意が必要です。
甲状腺ホルモンは“ヨウ素”を原料に作られるので“ヨウ素”に注意と言われてきましたが、現在の治療方針では気にする必要はないとされています。
ヨウ素を含む昆布やワカメは制限がありませんが、過剰な量を摂らないようにしましょう。
☆うがい薬の選び方に注意しましょう
うがい薬に使用されているポピドンヨードはヨウ素の化合物で濃度が高いので気をつける必要があります。
過剰に摂取することで甲状腺機能が低下する可能性があります。甲状腺に異常がある状態で、過剰に摂ってしまうと甲状腺ホルモンが作られなくなってしまい、機能低下を招きます。
風邪や新型コロナウイルス予防として毎日のうがいを徹底されている方も多いかと思います。
ポピドンヨードでのうがいは避け、アズレンやセチルピリジニウムのうがい薬を選ぶようにしましょう。

原因のわからない不快な症状が続いているときは、早めの受診で解決するかもしれません。
年のせい・・・と諦めずに受診し、相談してみると良いでしょう。